心臓振盪から子どもたちを守るため 「とちぎ野球フェスタ2022」でAEDの講習を受けましょう

12月4日開催の「とちぎ野球フェスタ2022」ではいろいろな企画がありますが、そのひとつに宇都宮南消防署の協力でAEDの体験ができる救命救急講習があります。

野球の突然死のひとつに、打球が胸を直撃した衝撃で心臓が血液を遅れなくなる心室細動を起こしてしまう「心臓振盪」があります。

毎年1月に行われる全日本野球協会の野球指導者講習会でも必ず取り上げられるテーマです。

まだ骨が十分な強度でない学童は、胸で打球を止めると衝撃が心臓に伝わりやすいとされています。心電図のある波形の部分で、衝撃を加えると心臓が異常をきたすことがわかっています。

救急車をすぐに呼んでも到着したときには心停止になってしまう可能性が高く、グラウンドにはAEDが必要です。

数分以内にAEDで対応すれば救命できる確率があがります。

ところが、河川敷や運動公園の小さな球場にAEDがあるでしょうか?

チームにひとつ準備しておかないといけない時代になってきています。チーム指導者の管理責任も問われるかもしれません。

学校には職員室が玄関付近にAEDがあるかもしれませんが、校庭で練習をしていても、日曜日は学校が閉まっていれば、AEDを使うことができないかもしれません。

AEDはレンタルもできますので、チームに1台用意すべきです。

それでも使ったことがなければいざというときに冷静に対応ができません。

そこで、今回の「とちぎ野球フェスタ2022」では保護者の皆さんにも体験していただきたく、企画したイベントです。

もちろん中学生・高校生の選手の皆さんにも体験していただければありがたいです。

11月20日までに申し込みをしていただければ体験できます。

消防署の皆さんの救命への熱い想いを受け止めていただきたいです。

ネットで「心臓振盪 野球」というキーワードで検索するといろいろなページが見つかります。