「とちぎ野球フェスタ2022」で栃木県の野球指導者を対象とした講演を新潟医療福祉大学硬式野球部総監督 佐藤和也先生にお願いしています

栃木県野球協議会では12月4日に「とちぎ野球フェスタ2022」を開催します。

そのなかで、野球指導者向けに新潟医療福祉大学硬式野球部総監督の佐藤和也先生にご講演をいただく予定となっています。

 

新潟医療福祉大学硬式野球部は、白鷗大や作新学院大と同じ関甲新学生野球連盟の一部リーグで、栃木まで来て試合をすることもあります。

新潟医療福祉大学からは、中日ドラゴンズの笠原投手や阪神タイガースの桐敷投手といったNPBのプロ野球選手を輩出するようになりましたし、栃木県の高校野球選手も進学することがあり、注目の大学です。

 

また、その名の通り、医療人を養成する大学でもあるので、硬式野球部出身ではないけれども、新潟医療福祉大を卒業した理学療法士やアスレティックトレーナーが活躍をしており、栃木県でも野球選手の医療に関わっている卒業生がいたりします。

 

佐藤和也先生は、新潟医療福祉大学硬式野球部の監督に就任される前は、新潟明訓高校の野球部監督でした。

新潟県の強豪私立高校のひとつで、佐藤先生が率いたチームが甲子園に8回出場しています。

 

明訓という高校の名前で、水島新司さんの漫画「ドカベン」を思い出す方もいらっしゃると思います。漫画の明訓高校は神奈川県という設定でしたが、実際の新潟明訓高校は新潟市にあります。

かつては新潟市の市街地に高校がありました。

2022年1月に亡くなられた漫画家の水島新司さんが新潟市出身で、その昔、水島新司さんのお兄さんが新潟市内で「ドカベン」という飲食店をされていました。

新潟市に住んでいたこともある筆者は、何度かお店に行ったことがあり、ランチは本当にアルミの弁当箱に入って提供されていた記憶があります。

 

漫画のドカベンにも白新高校という学校が登場したかと思いますが、かつての明訓高校の近くに白新中学が実際にあり、水島新司さんの母校とされています。

 

そんなわけで、佐藤和也先生が新潟明訓高校を率いて甲子園に出場した際は、野球ファンまたは野球漫画ファンは喜んだはずです。

 

水島新司さんの描いた数多くの野球漫画のキャラクターの像が、新潟市の中心にあるアーケード街にあります。

 

新潟県では県の高野連が全国に先駆けて、球数制限を独自に打ち出したことがあります。

それ以前から新潟では、野球少年たちの肘を守るための先進的な取り組みが行われてきており、野球手帳や冊子「新潟メソッド」の発行、ベースボールフェスタ、ベースボールサミットといったイベントが開催されてきました。

 

新潟県青少年野球団体協議会という組織が中心となってこれらの活動が行われてきており、筆者はこれらのイベントの見学も何度かさせていただきました。

 

新潟のベースボールフェスタで新潟医療福祉大学硬式野球部が子どもたちへの野球教室を行った際に、佐藤和也先生に挨拶をさせていただいたことがあります。

さらに、数年後に再度ベースボールフェスタの見学をさせていただいたときに、懇親会でもお目にかかることがあって、名刺交換をさせていただいた数日後にメールを差し上げたことがあります。

そのような経緯もあって、再びメールを差し上げご講演をお願いしたところ、ご快諾いただき「とちぎ野球フェスタ2022」にお招きすることとなりました。

 

全国でも先頭を行く新潟の取り組みから、栃木は何か学べるのではないかと思います。

BCリーグも、関甲新学生野球連盟も栃木と新潟は関わりがあり、栃木出身の先生が新潟で高校野球を指導した歴史もあれば、新潟出身の先生が栃木で指導者になっていたりします。

新潟で学んで栃木で医療に従事する医師も大変多いです。

 

新潟から学び、次の世代に栃木が何を提案して引き継ぐか。

栃木のこれからの取り組みは、全国から注目される可能性もあります。

 

栃木オリジンの取り組みを栃木県野球協議会として提案できるよう、佐藤和也先生から学んでいきたいと思います。

 

栃木県内の学童野球・中学野球・高校野球の指導者の皆様にも聴講いただいて、先駆者からのメッセージを受け取っていただきたいと思います。

 

「とちぎ野球フェスタ2022」に是非ご参加下さい。