新チームが始動する夏休みに肩・肘・腰のチェックも受けませんか

各地で高校野球の代表校が決まっていますが、敗れたチームは3年生が引退し、1-2年生で新たなチームの活動を始める時期でもあります。

中学の軟式野球も同様かと思われますが、高校よりも学校数が多いため、市の大会あるいは地区の大会を経て県大会に出場し、そこで決勝に進出したチームが関東大会に出場し、さらに上位に入ると全国大会というように、段階を踏むことが多いかもしれません。

学童野球は県大会にも交流戦にも出場しないチームの6年生は現在のチームを引退し、6年生だけの連合チームに進む選手、硬式野球を始める選手、来年の春まで野球をしない選手、野球をこれでやめる選手と多様です。

いずれにしても、夏が引退の時期という野球選手が多いということと、学校が夏休みということで、肩・肘・腰など野球で傷める可能性の高い部位のチェックを受けやすい時期かと思います。

野球肘検診はシーズンオフに設定されがちですが、夏の甲子園に出場するチームの選手はレントゲン撮影を行ってから甲子園に行くようですし、8月に開催の学童野球の全国大会に出場するチームで、投手・捕手としてプレーをする可能性のある選手は、肘のエコー検査を受け、肩・肘などのチェックを受けてから大会に参加することになっています。

チームの世代交代の際のチェックも大切かもしれません。

急激に成長が進む小学校高学年から中学1年生では、肘の検診は年に1回でいいのか議論もされているようです。

肩・肘・腰のチェックは野球選手の治療に詳しい整形外科の受診が望ましいです。

栃木県野球協議会には医療側の団体としてNPO法人野球医療サポート栃木が加盟しています。

 

将来、栃木県の野球を盛り上げてくれる可能性を秘めた選手たちには、故障をしないまま成長していただきたいと思います。

栃木の今年の夏の高校野球は、國學院栃木の優勝で幕を閉じました。作新学院の連覇を阻止したのは栃木の野球の大きなニュースでした。準優勝は宇都宮南高校で、勢いのある打線で私学を破り、決勝まで県立高校が進んだのも久しぶりです。記憶に残る夏の大会でした。

栃木の広域野球肘検診を受けたことのある選手たちが高校野球で活躍しています。